実りの秋に向けて…【作物・農業機械コース】

 暑いのは暑い、でも昨日は一時期の暑さに比べると少しだけホッとするような陽気となりましたね。本校の水田はうるち米の「ヒノヒカリ」が出穂をして小さな白い花を咲かせており、実りの秋に向けて栄養成長から生殖生長へと確実に生長を遂げています。酒米の「山田錦」も栽培していますが、こちらは出穂間近という感じで昨日は、生徒たちが動力散布機を背負って収穫前最後の追肥を行っていました。本校のお米は、平成11年に全国の農業高校で初めてJAS有機認証を取得し、それ以来約25年間有機圃場を保ち続けていますが、SDGsの大切さが取りざたされる現在、環境に配慮した持続可能な農業は益々注目を浴びています。

 そんな中で作物・農業機械コースの生徒たちは、常に雑草との戦いを強いられ夏季休業中の主な実習は除草や草刈りが続いていました。実習担当の中川先生からも「うちのコースは除草の写真しかない…」とボヤかれていましたが、昨日は除草以外の実習でイキイキと活動する生徒たちを紹介します。

畑でレーキを使って畝を整える実習をしている生徒たちは、実は秋ジャガイモの品種「デジマ」を植え付けた直後の覆土をしていました。ジャガイモの種イモを植え付けるシーンに立ち会えず残念でしたが、水田も畑も「実りの秋に向けて着々と準備が進んでいるなぁ…」と感じました。作物・農業機械コースの皆さん、連日の厳しい暑さの中での実習をご苦労さま…、ありがとうございます。