子牛の誕生!【肉畜コース】

 今日も曇天ですが朝の気温が16℃(午前7時時点)あり、とても暖かい朝を迎えました。山々を見渡すと若草色の優しい緑色から少しずつ濃くなっていく様子が目に見えて分かります。また、薄紫色の藤の花が咲いている様子も確認でき、5月が近づいていることを感じますね。水田にも水が入りはじめ、田植えの準備も始まって農家の皆さんはとても忙しそうです。本校も農場は非常に活発に動いています。農繁期がスタートしましたが、生徒の皆さんも教職員も疲れを出されないようにしてほしいです。

 さて昨日、午後からビックニュースが届きました!本校では、牛や豚の分娩は日常的なものなのでそんなに大げさに言うほとでもないのですが、ちょうど1年生の科目「総合実習」の時間中に分娩が始まったので、こんなタイムリーなことはありません。授業が始まったと同時に「子牛の足が出てます!」と連絡が入り、1年生たちは初めて牛の分娩に立ち会うことになります。その後、教員が子牛を引っ張り出すと無事にオスの子牛が誕生!4月16日が分娩予定日でしたので6日遅れの誕生となりましたが、1年生は命の誕生の瞬間を運よく見ることが出来たのです。その後、生徒たちの分娩介助によって羊水で濡れた子牛の体を優しくふき取ってくれ、子牛は元気に立ち上がることができました。いやぁ、ラッキーですねー!分娩は夜間に行われることが多いので、なかなか授業中に立ち会えることはありません。こうした生きた経験ができるのが、畜産科の醍醐味ですねー。皆さんが入学したタイミングで誕生したこの命を今後しっかりと育んでいってほしいです。それにしても大村先生の写真の腕がプロってきてビックリです。