7/27 モモのジャム製造に向けた加工実習をしました (園芸科 果樹コース)

食べられるけど傷がある、過熟が進んでいるなどの理由で販売に向かないモモの加工実習を行いました。

果樹コースでは、SDGs目標12『つくる責任 つかう責任』の観点に立ち、できるだけ食品(果物)の廃棄を抑えるために何ができるかを考えた際、加工製造して新たな商品を生み出すことにしました。具体的には、10月よりジャムの製造に取り掛かり、毎年、11月に本校で開催される農高祭やその他のイベントに向けて販売を目指しています。

  

今回は、モモのジャム製造に向けた加工実習を行いました。モモは内部が大気中の酸素に触れるとすぐに茶色く変色してしまう性質があります。そのため、『クエン酸』、『塩』、『砂糖』の3つの材料にそれぞれ水と氷を混ぜた水溶液を用意し、溶液に加工したモモを浸透させ、本来の色であるピンク色や白色を保つための実験を行いました。また、『グレナデンシロップ』と呼ばれるザクロの果汁で作られたシロップを用いて、ピンク色を保ったままの保存が可能であるかの実験を行いました。実験後はモモをジップロックに入れて計量し、10月のジャム製造に向けて冷凍保存しました。

 

↑『グレナデンシロップ』とシロップを水で希釈している様子

※モモの変色を防ぐ良い方法や妙案をお持ちの方がおられましたら果樹コースまでぜひご連絡をお願いします。