命の重み感じて…【58回生】

 6月18日(日)は父の日でした。私は二人の娘(高2,中3)の父親ですが、近年は自分のお小遣いで何かしらプレゼントをくれるようになりました。下宿生活を送っている長女はパウンドケーキと手紙を、次女はシャープペンをくれました。私に何かを贈ろうと考えてくれていることだけで有難く、値段のつけられない価値のあるものです。生徒の皆さんは、こうしたイベントで両親に何かをプレゼントしましたか?いや、プレゼントなどなくとも「いつも、ありがとう!」の言葉だけでも嬉しいものです。是非とも、感謝の気持ちを声に出せるようにしてほしいと思います。

 さて本日、2年生全員を対象とした「性教育講演会」が開催され、北播磨総合医療センター看護部次長で助産師としてご勤務されている中井英子先生よりご講演をいただきました。様々な視点から生徒に対し性への正しい理解を投げかけていただきましたが、私が一番印象に残ったのは、先生が新人助産師のときに実際に起こったエピソードでした。出産直前のお母さんが来院され、「昨日からお腹の赤ちゃんが動かない」と言われるので、調べてみるとお腹の赤ちゃんの心臓が止まっていたそうで、陣痛が起こる点滴を打って産声を上げることのない赤ちゃんのお産に立ち会ったと言います。お母さんに何て声をかけてよいか分からない、心臓がつぶれそうになったと語られました。改めて、今あるかけがえのない命、健康で生きていられることへ感謝したいと思いました。

 きっと本日の中井先生のお話を通して、生徒たちも異性への性の理解や命の重み、正しい男女交際などについて考えさせられたのではないでしょうか?今日のお話を今後の生き方に活かしてくれることを願います。中井先生、本日はありがとうございました!