廃棄野菜を活用して…【57回生】

 本日、学年末考査3日目が無事に終了しました。生徒の皆さん、期末考査も後半戦突入です。最後まで抜かりないよう頑張っていきましょう!本日から求人票受付もスタートし、午前中から多くの企業の皆さまに求人票を届けていただいています。「播農生に是非、受験してほしい!」とこうして多くの企業の皆さまが来てくださることを心から嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。少しでも多くの選択肢の中から生徒たちの進路選択ができることを生徒と共に喜びたいと思います。ありがとうございます!

 本日は午前中に学校評議員会が行われ、私はその準備等で午前中はバタバタとしていたのですが、ある学校評議員さんから「播磨農業高校には大変お世話になっている」、「色んな生徒から学校が楽しいと聞いている」というお話がありました。私は、播磨農業高校の魅力を再確認するとともに、先生方には自信をもって指導してほしいと強く感じました。学校評議員の皆さま、本日はありがとうございました!

 さて本日放課後、実習服を着た女子生徒が「廃棄するトマト、キュウリをもらいに野菜コースに行く!」と言うので、一緒に同行しました。野菜コースの生徒ではありません。3年畜産科酪農コースの別所真歩さん(林田中出身)です。彼女は、課題研究の授業でSDGsの観点から野菜コースで廃棄されるトマトやキュウリに着目し有効活用できないかを考えており、6月以降分娩前後の母牛にトマトジュースにして飲ませる取組を実践しています。「えっ、このトマト何があかんの!?」「キュウリちょっと曲がってるだけやん!?」というようなB級品を大量にゲット…、運搬車で畜産棟に運びトマトジュースにしていきます。経口容器に適量トマトジュースを入れ、いざ牛舎へ…。ターゲットの乳牛に飲ませていきます。少し嫌がる牛に、優しく声をかけながら別所さんはひるむことなく飲ませます。畜産科の生徒はホントにたくましいです。トマトに含まれる、ビタミンC、A、リコピンといった栄養成分が、分娩前後の乳牛の疲労改善にどう影響が出るのか?生徒たちの飽くなき研究は続きます。

 実は一緒に研究している高尾古都音さん(有野北中出身)はこの日、他の用事があっていませんでしたが、実習が終了して「お疲れさ~ん」と言おうとした瞬間合流して、最後は一緒に写真に収まりました。二人の挑戦をこれからも応援しています。頑張ってください。