「命の教室」講演会!【全学年】

 本日、高校生心のサポートシステム推進事業の一環で、「命」をテーマとした講演会を実施しました。講師は、猫の避妊去勢手術専門病院で獣医師として働きながら、(一社)Happy Tabby代表理事を務め、猫の繁殖管理に向けた啓発活動を行われている橋本恵莉子先生です。年間4000頭以上のペースで猫の避妊手術をされている橋本先生…「不幸な命を食い止めたい!」という先生の想いが、心に突き刺さる素晴らしいお話でした。講演を聞いている生徒たちの様子を見ていましたが、最初の5分ほどは私語をしたり、ガサガサした雰囲気がありました。しかし、ピアノ演奏に合わせた絵本の朗読が始まると体育館の空気は一変します。飼い主から見捨てられた猫の気持ちが表現された内容は、生徒たちの心にグサグサと刺さっており、目に涙を浮かべている生徒の姿もありました。人間の身勝手さにより、誰にも祝福されることなく、誰にも愛されることなく、誰に見とられることなく亡くなっていく命を無くしていかねばならないと強く感じました。生徒代表の謝辞では、生徒会長の岸本くんが「ペットを飼うからには最後まで責任をもち飼う覚悟を持ちたい」とキッパリ…生徒たちそれぞれが「命」の大切さを共感した時間となりました。講演会終了後も、橋本先生の周りには沢山の人だかりがありましたが、生徒たちにとって反響が大きかった証拠だと思います。橋本先生、スタッフの皆さん、本日はご講演、ありがとうございました!私にとっても近所で野良猫を見かけたら、見る目が変わるほどの衝撃的な講演会でした。