播農発、ひょうご味どりの新たな活用に向けて【畜産科】

 今週は一段と暑い日が続く…と聞いていましたが、加西市の日中は28℃ぐらいまで気温が上昇したでしょうか?職員室にいてもかなり暑さを感じましたが、校舎外で実習や体育をしている生徒には、もっと暑さを感じたのではないかと思います。体が暑さに対応しきれていないこの時期は熱中症リスクが高いです。しっかりと水分補給をするとともに、睡眠時間の確保、また暑さに応じた制服、実習服等の着こなしをしながら体調管理に努めてください。

 さて、今日はまずこのヒヨコの写真をご覧ください。かわいいでしょう!?畜産科養鶏部門で飼育しているブランド鶏肉「ひょうご味どり」のヒナなのですが、約1カ月前に本校にやってきました。その愛らしいヒヨコですが、本校の生徒たちの研究により胸肉に含まれるイミダゾールペプチドという疲労回復成分が一般の鶏より多く含まれることが確認され、これまでもアスリートへ提供するなど普及活動を行ってきました。また2年前には、(株)野ノ鳥と連携しインターネット販売による消費拡大にも取り組み、関西畜産学会京都大会シンポジウムでも成果発表を実施しました。

 今年度に入り、楽天と兵庫県が包括連携協定を締結したことを受けて、ひょうご味どりを活用した本校と兵庫県、楽天との連携ができないか…ということで模索しています。先週11日(木)には、養鶏班代表生徒と担当教員が兵庫県SDGs推進課の担当者とオンラインで打合せを実施…、生徒たちがこれまでの研究成果を発表するとともに、どんな活用、連携ができるかを協議しました。県担当者の方も、生徒の素晴らしい発表に感服され、「色んなことが出来そうですね。一緒に考えていきましょう!」と前向きなお話をいただきました。

 具体的なことはまだこれからですが、生徒たちの頑張りがまた新たな可能性に繋がるような予感がしてとても嬉しかったです。養鶏班の皆さん、頑張ってください!!応援しています。

 なお、飼育の様子は(株)野乃鳥のホームページでもご覧になれます。是非、訪問してください。