虫を探す愉快な生徒…【59回生】

 期末考査2日目が無事に終了しました。生徒の皆さん、お疲れ様でした。土日は少し体を休め、また来週残された科目の勉強に向けて頑張って取り組んでください。世の中「天才」と言われるような、聞いているだけでスラスラ記憶できる人や眺めているだけで暗記できる人がいるようですが、そうは簡単に記憶できませんよね。私も播農出身ですので、決して勉強は得意ではなく脳のつくりは本校生徒以下だと思っていますが、私は暗記ものは「書いて覚える」が基本でした。1回の考査期間にノートを何冊もつぶしたり、広告の裏の白紙を利用して書きまくりました。人によっては声に出したり、繰り返し問題を解いていくなどやり方は様々ですが、自分にあった勉強のスタイルを確立してほしいです。また、私は今もそうですが夜はすぐに眠くなるので、早朝に勉強する方が効率よく勉強できました。ですから玉丘寮での生活の中で、試験前は朝4時とかに目覚ましをかけて勉強をしていたことを覚えています。当時4人部屋だったので、同部屋の友達には迷惑かけたと思いますが、テスト前は必死に取り組みました。こうした、時間の使い方も自分の中で一番いい方法を見出してほしいです。先生や親に「勉強しなさい!」と言われながら強いられた学びはただただ辛いだけであまり身につきません。一番大切なのは、「自分からやる勉強」にすることだと思うのです。生徒の皆さん、頑張ってくださいね。

 本日考査終了後にインスタのネタを探しに農場に向かう途中、男子生徒1名がが本館前の中庭でウロウロ歩いていました。「何やっとんや!?」と声をかけると、「迎えに来る親を待ちの間、虫探してます!」と真剣に言うのです。私は思わず吹き出しそうになり、「おもしろい生徒だなぁ…」と少し話をしました。サイエンス部に所属する1年生の横田龍心くんで、「僕、生き物全般に好きなんですよ~」と語ってくれました。そして「教頭先生、ここにカマキリいますよ」と教えてくれ、「それ、僕の一番苦手な昆虫やー」とその場を逃げるように立ち去りました。そう言えば、横田くんはいつも寮の舎監室でも先生方と魚の話を熱心にしており、魚を自分でさばくことも出来るとか、海鮮丼が好きだとか話をしているのを聞いたことがありました。自然をこよなく愛する横田くん、カマキリさえ見つけなければ完璧でしたね。楽しい時間をありがとうございました!